AVP

久しぶりに映画を見に行きました。タイトルは「AVP(エイリアンVSプレデター)」です。各所で賛否両論ありますが、とりあえず見てから判断しようということで出陣しましたw それにしても最近は映画見る人減ってますねえ。土曜日とはいえ初日昼間なのにガラガラでしたよ。おかげでゆっくり見れましたが・・・。


映画の感想は・・・ビミョーw エイリアン・プレデター共に見せ場は有るものの、終盤の盛り上がりに欠ける面があり全体的にボリューム不足な感じがします。上映時間が100分程度と最近の映画にしては短いとこも影響があるかもしれませんが、やはりストーリーの問題だと思います。特に後半はおしい・・・。もっとこうしたらいいのに、と思うところがあるだけに残念でした。映画館にわざわざ見に行かずにDVDかビデオで見るぐらいが丁度良いような感じです。ただ、各キャラの見せ場は結構いいですよ。かっこよさにちょっぴり感動しましたw

以下ネタばれ注意!

気になった点をつらつらと・・・


①まず人間があっけなく死にすぎ。若しくは人間描写に無意味に時間を取り過ぎ。時間の尺の問題や、あくまでもモンスター対決が見せ場だけに人間はどうでもいい扱いなのですが、そのどうでもいいはずの人たちの人物描写に結構時間を取っているので、死ぬ時のあっけなさが目に付きます。モンスター対決を見に来ている人から見れば人間サイドに時間を取りすぎで、早く終わりにしてモンスター対決見せてよって気になります。

普段の「エイリアン」シリーズだったら映画一本を使ってやることを40分ぐらいでやってしまうから本当にあっさり風味です。折角いい味の有りそうなキャラをほとんど見せ場無く殺していくので、それだったら全部省いてしまっても良かったんじゃないか?って気がしてなりません。


プレデターとの共闘。プレデターは他種族であっても戦士には敬意を払うので、主人公を戦士として認めるのは良いとしても共闘は無いんじゃないかと・・・。孤高の戦士のイメージが崩れました。別々に闘った方がよかったんじゃないかな〜と思います。プレデターが人間を助けたり、逆に助けられたりするのはなんかすごく違和感ありました。ただ、このプレデター(スカー・プレデター)実はまだ戦士として認められる前の若輩者なんですよね。そういう理由でなんとか脳内補完を・・・w


③スカー・プレデターのミス。成人の儀式(エイリアン狩り)に挑む3人のプレデターの内、最後まで生き残る結構お強い若者プレデター。見せ場も多いんですが、序盤に大ポカやらかしていて、それが見ている観客にはばればれなのでどうも彼の強さを素直に認められません。最後のオチもばればれだしw 最後、息を引き取る前に自分で自分の始末をつけるシーンが有れば良かったのにと、脚本に文句有り。とりあえずは自分で始末をつける前に事切れてしまったんだと脳内補完を・・・w


④ピラミッド爆破。いくら手に負えなくなったからと言って、まだ自分はぴんぴんしてるのに爆破は無いだろうと・・・。戦闘が生き甲斐の戦闘種族が目の前の大量の獲物を前にして逃げの手を打ってどうするよ・・・orz 儀式に失敗してエイリアンが溢れたら爆破してすべてを無に帰すという説明は途中あったけど、あれはプレデター側が全滅寸前でもう闘えないほど傷付いた状態だったからなあ・・・。

この、爆破のおかげで雑魚エイリアン(6頭ぐらいだったかなあ・・・)は全滅。クイーンだけ生き残り、クイーンVSスカー・プレデター+主人公の変則マッチへとなだれ込むわけですが、この流れも嫌。

個人的には爆破の件は無しで、クイーン+雑魚VSスカー・プレデター+主人公(ほとんどスカー一人)で最後の戦いを行い、スカーが破れエイリアン側が勝利したかに見えた瞬間、戦況を見守っていた先輩プレデターが残ったエイリアンを瞬殺して若輩者の後始末をつける。そういった流れの方がプレデターのイメージが壊れずに良かったのになあと、脚本に文句二回目。実際、先輩達は「プレデター2」みたいに戦いが終わったら光学迷彩消して出てくるわけだし・・・。


★と言う訳でプレデターの扱いに色々と不満が有った訳でした(^^;


http://www.foxjapan.com/movies/avp/